ローマ滞在二日目は自由行動の日、オプションツアーでポンペイへの遺跡を見に行くことができましたが、うちら夫婦はヴァティカン市国への旅をチョイスしました。
前日はバスでの移動となりましたが、この日は自分たちで切符を購入して移動です。
イタリア語、英語などの言語を選択し、購入することができます。残念ながら日本語はありませんが、英語で何となくわかると思います。いろいろあっても困らないように、一日乗車券(4ユーロ)を購入。
すべての車両が同じかわかりませんが、次は何の駅とかは車両の後ろの方に電光掲示板で「Lepanto >>」の用に表示されてました。括弧の向きがドアの開く方向です。
とはいうものの、目的地は全員ほぼ一緒なので、流れに沿って歩くという方法もあります。
サン・ピエトロ広場に到着すると、昨日と同じように大勢の人が訪れていました。入場までは昨日よりも早くできたけど、それでも20分ぐらいはかかったかな?
主なところは昨日回ったため、この日のメインはクーポラへの登頂です。二通りの登り方があり、一つは途中までエレベーターで行き、残りの階段320段を上るというもの。
もう一つが最初から階段で行く方法で、こちらだと階段が525段です。元気だったので階段のみで行ったのですが、想像以上に大変だった。広々とした階段を上るわけではなく、最後の方は細い通路を上るという感じで、人一人分ぐらいの広さのため、前の人を追い越すのは無理です。
ただそれを登り切ると、すばらしい眺めが待ち構えています。これ眺めを見られるのであれば、仕方ないというものです。
もしここを登りたいという人がいるならば、歩きやすい靴を絶対に履いてください。そうでないと自分が苦労するだけではなく、周りの人に迷惑をかけますよ。
なお、頂上はみんなが帰らないと大変混雑します。ベストポジションの確保が大変でした。
クーポラから降りてきて、大聖堂内をまた散策しましたが、こちらが大聖堂内のプレゼピオです。
—–
ひとしきり見学した後でローマへと戻り、近くにあるオペラ座を見学してなかったので行ってみました。あいにく休演の日だったため、ちょっと静かでしたね。一度はオペラなどを見てみたいものです。
実はお昼を食べる暇がなかったので、近くのマックへ突入。メニューを見ながら片言のイタリア語と英語混じりで何とかオーダー完了。やっぱしゃべれないと大変ですね。
ホテルで荷物を減らし、夕食を食べるべく街へと繰り出しました。ガイドに書いてあった場所をうろ覚えですがめざし、「Restrante Tudini」という違うお店だったのですが店頭に日本語のメニューがあったため、そのお店に決定。入ってみるとお客さんも入っていて、なかなか繁盛してそうでした。
実はこのお店、日本人の女将さんがやっている有名なTudiniと同じ名前で、本家本元のお店に「近くに似た名前のお店がある」と注意書きされていました。このときにはそんなことを知るよしもありませんでしたが…
メニューを見せてもらおうと声をかけると、ウェーターさんは「ちょっと待って~ちょっと待って~」と日本語で返され、「でもそんなの関係ねえ、そんなの関係ねえ、そんなの関係ねえ、はいおっぱっぴー」と続けられた。ま、まさか小島よしおのギャグをイタリアの地で聞くとは想定外だ。
メニューを置くついでにグリッシーニも置かれたのだが、二人なのに3つもってきた。レディーファーストで嫁の前に「1」と置き、ボクの前に「2」と置き、テーブルの脇に起きつつ「3」と言ったら「ダー!」と言われましたよ。アントニオ猪木のかけ声をイタリアで聞けるとは、これまた予想外だった。
料理は適当に選んだ店の割にはおいしくいただけました。なんだかくだんのウェイターさんは地元の人も笑わせており、おそらく会話が上手な人だと思ったね。席が空いたと思ったら、次々に入ってくるんですから。
そんな感じで楽しく食事ができたので、手元にあったイタリア語の会話集からお礼を言おうと探したわけですが、ぴったりなのが見つかった。
「E stato un pasto molto piacevole.」(とても楽しい食事ができました)
それを伝えようとしたのだがうまく伝わらず、本を見せたらものすごく喜んでもらえたようだ。なのでまた「ちょっと待って~ちょっと待って~」と言いつつ、グリッシーニを4つもプレゼントしてくれた。
今日の教訓、すべてのコミュニケーションは会話から始まる
このお店に限らずホテルやレストランに入るとき、「Bonjorno!(こんにちは)」と挨拶するだけで笑顔になり、帰るときには「Grazie!(ありがとう)」と一言だけでも言うだけで笑顔で見送ってくれた。おそらくヨーロッパとかでは当たり前なんでしょうね。なので簡単な挨拶だけでも覚えておくと、非常によいと思います。
そんな感じでローマ二日目が無事に?終わりました。