出口と新たな一歩

必勝の験担ぎをして、行ってきましたフクアリ、やっと出口にたどり着いたよ。

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無敗の特急に乗り込み、一番勝率のよいハムカツサンド、そして締めに喜べるよう昆布のおにぎりを最後に食べて、速報にドキドキしながら決戦の舞台へと駆けつけたのが良かったんだろう。
やはり急ぐあまり、京葉線の通勤快速に乗ってはダメなんだよ。急がば回れと言うしね。

ボクが到着したのが前半の終わりぐらいで、その時点でジェフは2-0でリードしていました。
が、サッカーで一番怖いのが2点差の展開。
案の定、後半に2点決められて延長戦に突入した。まるで昨年の決勝を彷彿させる延長戦。

延長前半はお互いに得点が奪えず延長後半に。
しかし、ドラマの舞台は一歩一歩近づいてきたのだ。

なかなかとってもらえなかったファールも、延長になってからは少しずつ取ってもらえるようになってきた。ロスタイムが近づくにつれ、最後の力を振り絞って攻め続けるジェフ。
コーナーキックから攻めてもゴールを奪えず、PK戦の気配も漂ってきた。
そんな中、ペナルティエリア内でフロンターレの森の手にボールが触れたのだ。
一斉にハンドだと叫ぶゴール裏、見逃されることなく指さされるペナルティスポット。
そう、延長終了間際のビッグチャンスが訪れたのです。

執拗に抗議するフロンターレの選手を尻目に、阿部ちゃんはいつものようにボールを片手に持ちボールをセットする。
いつもなら座ったまま応援してるサポーターが多いフクアリだが、このときばかりはゴール裏だけでなくメインスタンドも、バックスタンドの人たちも立ち上がり、阿部勇樹のコールを手拍子とともに叫び続けていた。
ボールをセットする阿部ちゃん

そしてピッチにいる選手たちだけでなく、ベンチにいる選手、スタッフ、スタジアムに駆けつけたサポーター、テレビの前で固唾をのんでいるサポーター、携帯の速報を頼りに応援しているサポーター、色んな人たちの思いを乗せた右足を振り抜いた。
ボールはゴール左隅を目指し、キーパーの手の先を飛んでいく。
PKの瞬間

ボールはゴールのサイドネットに突き刺さり、黄色に染まったスタジアムは喜びを爆発させた。
そう、勝ち越しのゴールが決まったのだ。
歓喜の瞬間
総立ちとなったジェフサポーターは、笛が吹かれるまで応援し続けた。
やがて歓喜の瞬間が訪れて、2年連続で決勝の舞台で戦える権利をジェフが手にしたのだ。

リーグ戦ホーム5連敗、A3での敗退、いろいろあった夏。
苦労や悲しみがあったけど、それらを忘れ去ることが出来そうだ。
いや、忘れ去るんじゃない、乗り越えていくんだ。
ジェフファミリーが一丸となって、その一歩を歩み始めたのだ。

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ホームで勝てない悔しさ、今日こそホームで勝つという気迫、過密日程が緩和されて戻り始めた考えながら走る力、泥臭く戦う姿勢、チームを勝たせたいという思い、しがらみを忘れて一つになった応援、そういったものがうまく組み合わされて、様々なベクトルが一つの方向を向いていたんじゃないだろうか?
だからこそ、いつもの試合よりも観客数は少ないけれども、信じられないぐらいに一つになった力強さとか一体感は、ここ数試合のリーグ戦を遙かに凌駕していた。だからこそ、リーグ戦で首位戦線を戦うフロンターレの勢いを上回れたんじゃないかと思うんだよ。

狂い始めていた歯車が、少しずつかみ合い始めている。
まずは週末の京都戦、油断せずに戦おう。
WIN BY ALL!
3ヶ月半ぶりの勝利

投稿者: Himitsude Com

Love our JEF! Love our Chiba!

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